WAISの目指すもの お空の天使パパ&ママの会のはじまり〜現在まで
わが子を流産・死産・新生児死で亡くすという体験は、大変過酷なものです。 ときには、深い悲しみにつつまれたり、社会から孤立感を感じてしまうことがあります。 WAISは、セルフヘルプグループとして、 また、体験者ひとりひとりの体験と亡くなった命を尊重し、きめ細かなサポートにつとめます。 長く時間がかかったとしても、ゆっくりと、自分の歩みで歩き始める日まで、傍らにいる存在でありたいと考えます。 子どもを亡くす悲しみに対する社会一般の理解が深まるように願い、悲しみの形、必要とされる支援をはじめとする患者からの情報を発信していきます。 かけがえのない命へのサポート体制が一層進展しますように願い、医療・看護・心理領域の研究者と体験者の橋渡しをしていきます。 |
■お空の天使パパ&ママの会のはじまり〜現在 ![]() ◆きっかけ 1998年(平成10年)の末、妊娠中に流産で子どもをなくしたひとりの母親が、なくなった子どものことを想うためにひとつのサイトを開きました。その人は、旅立った子供たちのことを「天使」と呼ぶことにしました。そのサイトに同じように子どもをなくした母親や父親 が集まり、想いを語り合う場となりました。 このサイトを作った母親は、4年後の2002年、体験者である数名のスタッフとセルフヘルプグループを立ち上げました。既にネット上(掲示板・メール等)で行われていた交流、意見・情報交換などを、ネットの外でも行おうという試みです。 ひとりでも多くの”天使ママ”・”天使パパ”に、この活動のことを知ってもらいたい、という気持ちがありました。 ◆さまざまな試み 2002年(平成14年)7月に会の規約を作り、会の目的や活動内容を成文化しました。ネット外に活動の場を広げるにあたって、自助グループとしての性格が明確になりました。 2003年には会の活動を紹介するリーフレットを発行しました。その他、テーマを決めて会報「おそらだより」を不定期に発行していきました。(0号から6号まで発行) 2004年9月から、聖路加看護大学で行われている「天使の保護者ルカの会」にWAISスタッフとして協力参加しました。 2005年4月からはお話会とは別に、手作りの会を定期的に開催しています。 ■医療従事者や研究者との交流、関東地域での活動 2004年開始の「天使の保護者ルカの会」の活動を通して、助産師、研究者、臨床心理士とも連携を持つようになりました。 以後、患者の気持ち、子供への想いについて、理解を深めてもらえるように、情報提供を続けています。 2006年、聖路加看護大学ペリネイタルロス研究会製作の体験者向けの冊子「悲しみのそばで」の製作に協力しました。 体験者と医療受持者の交流の場として、2009年より「想いを伝えるプロジェクト」を開催しています。(2009年、2010年開催) 体験者向けの冊子「あなたにできること、あなただからできること」を、企画編集し、手作りで製作しています。(2009年版第1集、2011年版第2集) ■そしてこれから 2011年12月より、WAIS関東地区が、活動の主体となりました。事務局など運営を関東地区に移しました。 わかち合いの会の開催をはじめとする活動は、今後も続けていきます。 体験者の立場、視点からの活動を目指していきます。 現在のWAISの活動については、こちら→ ![]() 最新の活動予定は、こちら→ ![]() |